けさの産経新聞は、横田めぐみさんの夫だったとされる金英男(キム・ヨンナム)氏(44)の会見に、家族会は「あれは茶番」と怒りをあらわにしたと伝えている。めぐみさんのご両親は、はらわたの煮えくりかえる思いであったであろう。
金英男氏の会見をテレビでみて、寺越武志氏(56)を思い出した。石川県沖で行方不明になった寺越氏も、40数年ぶりに日本へ一時帰国したとき、同じようなことを語っていた。
寺越氏の母親は、息子とふたりきりになったとき、ほんとうのことを話してほしい、といったが、かれはついになにも告白しないで北朝鮮へ戻った。
金英男、寺越武志両氏とも、その容姿から恵まれた生活をしているのがわかった。 寺越氏は、朝鮮労働党の幹部であり、金正日政権がつづくかぎり、その地位は安泰とみてよい。
特殊部門に勤務する金氏の待遇も、わるいはずがない。めぐみさんの過去を知る金氏は、とくに重要な存在であり、特別扱いされているはずだ。
けさの朝日新聞によれば、金氏の現在の妻、パク・チュンファさんは31歳だという。再婚したのは、いつなのか、それはわからないが、13歳も年下の若い娘さんと一緒になったのである。
再婚相手の父親は、金氏の弁によれば、現在、平壌市人民委員会の副委員長。事業をし、豊かに暮らしているという。 平壌市人民委員会の副委員長は、かなりのポストだ。そういう大幹部の娘と再婚できたのも、金正日の直接の指示があったからではないのか。
信じられないかもしれないが、党テクノクラート、官僚、特殊部門勤務者、金正日ファミリー周辺の奉仕者といった北のエリート層は、結婚相手までドンの許可を必要としていたのだ(いまは、どうか知らないが)。
しかし、金英男氏は、会見で金正日総書記の名前を一度たりとも口にしなかった。これが、今回の会見の最大のポイントである。
ドン金正日を前面に出さなかったのは、独裁者のイメージをうすめる効果を狙ったものであろうし、それは韓国への配慮をも意味する。
金正日の名前をあえて隠したことが、逆に、今回の「広告塔・金英男の会見劇」の真の演出者が、金正日ご当人であることを示唆しているように思える。
〔フォトタイム〕
目黒不動その3
慈覚大師は、唐の長安で青竜寺に参拝し、そこで不動明王を拝みました。若いときに、目黒で夢のなかに現れた神人は、この不動明王でした。帰国した慈覚大師は、目黒に堂宇を建立することに決めました。大師は青竜寺に清い滝があったのを思い出し、敷地を定めるときに「独鈷(とっこ)」(煩悩を打ち砕くといわれる)という法具を投げてみました。すると、たちまち泉がわいたといわれています。それが、有名な「独鈷の滝」です。左は、水かけ不動明王。
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by syurin
ほんとうのことを漏らしてクビ…