前原誠司外相が外国籍の女性から違法献金をうけたことに関して、けさのNHK日曜討論で、民主党の輿石参院会長は、「辞任の必要はない」と述べた。きのう、岡田幹事長も「単なる事務的なミス」と前原氏をかばっていた。
人事権をもつ菅さんにしても、本心はともかく、いますぐに辞めることはないという態度で、民主党内の重鎮で前原氏に冷たいのは鳩山さんくらいである。
では、いくら野党の攻勢が激しくとも、国会が荒れようと、前原氏は、このまま居すわったほうがよいのか。
本欄では、外相の外国人違法献金事件の重大性や、それが辞任に値するかどうかは、ひとまずわきにおいて、前原氏の側に立って、その出所進退の最善策を考えてみたい。
すこし気取って、学者ふうにいえば、<前原誠司氏における出所進退の研究>ということになろうか。
研究といったところで、要するに、ここは踏ん張ったほうが得策か、それともすぐにやめたほうがよいか、という話である。もう一度、ことわっておくが、これはあくまでも前原氏にとっての損得勘定であって、一般論ではない。
ともあれ、いま前原氏は、自身の深刻な危機管理に直面している。
焼き肉店を経営する在日韓国人の女性から受け取った献金は、4年間で計20万円。たかだ20万円、されど20万円。外国人の政治献金は禁止されているから、有罪になれば、公民権が停止されるのだ。
そんな事態になれば、政治生命まで失う恐れもある。問題を軽く考えないことだ。事実関係の説明は、とにかく懇切丁寧におこなうことが望ましい。
そして、最初に決断すべきは、菅さんのつぎを狙うという野望を、あっさり捨てることだろう。
さいわい前原氏はまだ48歳。総理大臣が手に届くところまできての退却は無念だろうが、10年経っても58歳だ。
むしろいちばん大切なのは、いかに傷口を広げないか、という一点。ここに全エネルギーを集中し、身を縮めて嵐が過ぎ去るのを待つしかない。
これから75日間、言動には細心の注意を払いたい。
昨晩、前原氏は悔しさのあまり、自民党の福田康夫元首相が北朝鮮系の企業から献金をうけていた一件を持ちだして、「自民党は、なぜ福田さんをかばったのか」と、反発していたが、こういう発言は、諸刃の剣でもある。
スキャンダルの渦中での抵抗は、あまたの事例が示すように、当人にとって一銭の得にもならないのだ。
どの観点から考えても、前原氏にとって最良の方法は、早く圏外に身を移すことだが、さて、ご意見番の仙谷さんはどう指示するのだろうか。
〔フォトタイム〕
赤坂一ツ木通りその7
路上にもカメラをむけてみました。



by ~こめんとするあほぅ…
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